【No.245 2019年12月9日】
《 臨時国会が閉会しました 》
本日、臨時国会(第200回国会)が閉会しました。会期中は、ラグビーワールドカップ、即位礼正殿の儀などがあり、海外からも日本に注目が集まり、また公明党としても立党55周年の佳節を迎えることができました。
法案成立に関しては、最重要案件であった日米貿易協定等の条約2本に加え、政府提出の15本の法案のうち14本を成立させることができました。議員立法も、ハンセン病元患者家族への補償法、災害義援金の差押禁止法、私自身立法者として取り組んだ鯨類持続的確保に関する法律など8本成立させることができました。
また法案審議とは別に、今国会、最も力を注いだのが災害からの復旧、復興です。私自身、長野県のリンゴ園等の被災状況を視察し、対策の提言を取りまとめました。政府与党は、台風19号等の災害に対する支援パッケージと予備費活用を決め、今年度補正予算案でも復旧予算を計上することとしています。
このように、法案処理や災害支援の枠組みができ、国会の役割を果たしましたので、会期を延長せず、閉会中も国会審議を必要に応じて開催できるよう手続きを踏んだ上で、閉会した次第です。
最後に、今国会中、政権のおごり、ゆがみが指摘されることが相次いだことは極めて残念です。二人の閣僚が短期間のうちに辞任しましたが、説明責任が果たされていません。「桜を見る会」も、政府は歴史的経緯を踏まえ、招待選定基準の明確化、決定プロセスの透明化、文書の保存期間の見直しを図るとしていますが、公費を使う以上、節度も大切です。
安倍首相も「反省すべきは反省しなければならない」とし、参議院本会議でも答弁に立っていますが、国民からの厳しい声をしっかり受け止め、引き続き丁寧に対応してもらいたい。
国会は閉会しましたが、公明党は与党としての大きな仕事が待ち構えています。今年度補正予算案、与党税制改正大綱、そして与党予算編成大綱のとりまとめです。
現在、公明党は全国3000人の議員が幼児教育無償化実態調査を行っていますが、公明党にしかできないネットワーク力を活かした運動です。こうした現場の声を、国・地方自治体の予算や政策にしっかり反映させてまいります。
(谷あい)