【メルマガ】年金生活者支援給付金が始まります

【No.242　2019年9月7日】

《 年金生活者支援給付金が始まります 》

皆さん、こんにちは。谷合正明です。

年金についてご報告します。8月末、5年に一度の年金財政検証の結果が公表されました。ポイントとしては、標準的な経済成長のケースで、法律に定められている「マクロ経済スライド終了時に所得代替率50％以上」が維持されており、むしろ好転していることです。2004年の年金抜本改革による制度の安定性は確保されていることが、今回の検証でも明らかになりました。

今後は更なる年金水準確保のため、厚生年金の適用拡大と、在職老齢年金の見直しや受給開始時期の選択肢拡大などを議論してまいります。現在、私は公明党年金制度委員会の事務局長を務めていますが、来年の通常国会に予定されている年金改正法案に、与党としての考えを反映してまいります。

さて、いよいよ10月から「年金生活者支援給付金制度」が始まります。これは消費税引き上げによる増収分を財源とするもので、公明党が低年金対策として訴えてきたものです。

対象は年金収入が少ないなどの要件を満たす「老齢」、「障害」、「遺族」の方（約970万人）です。支給額は納付期間や種別により異なりますが、「老齢」の方で保険料納付期間が480ヶ月、全額免除月数が0ヶ月の場合、月最大5000円（年間6万円）を支給します。

9月中に、対象者には日本年金機構から手続き書類が届きます。受給するためには、同封のハガキを返信して頂く必要があります。

10月、11月分の支援給付金は、12月中旬に受給している年金と同時に支給されます。今後、テレビCM、ラジオ広告、病院等での広告など、周知徹底を図ってまいります。

年金は老後の生活を支える基本となるものです。制度の充実に向け、しっかりと取り組んでまいります。

（谷あい）