【No.126 2013年2月13日】
《 休眠口座の活用 》
皆さん、こんにちは。谷合正明です。
衆院の補正予算案の採決が14日となりました。いよいよ参議院での論戦が始まりますが、予算委員会理事として、北朝鮮の核実験含め内政・外交にしっかりと対応してまいります。
先日、ノーベル平和賞受賞者のモハメド・ユヌス博士や社会起業家の駒崎弘樹さんらと一緒にシンポジウム「休眠口座が日本の未来を創る」に、パネリストとして出席しました。
ユヌス博士はマイクロクレジット(小規模金融)事業を創設し、母国バングラディッシュをはじめ途上国の貧困問題に尽力してきた方です。
休眠口座というのは銀行の口座で10年以上出し入れがないもので、国内では毎年約800億円発生しています。皆さんも1つ2つ思い当たる口座があるかも知れません。
これを1つにまとめて、金融機関が通常、融資しないような社会福祉的な事業(ソーシャルビジネス)に融資しようという構想です。
韓国やイギリスで導入済みで、いずれも国内の貧困格差問題に活用されています。
尚、払い戻しは10年以上たっても可能で、国や銀行が個人の財産を没収するものではありません。
シンポジウムでは、今後、休眠口座活用を検討するための超党派議員連盟が結成されることに。
このことは朝日新聞にも紹介されました。新しい時代に、新たな挑戦をしてまいりたいと思います。
(谷あい)