【No.166 2015年1月28日】
《 通常国会が開会 補正予算案のポイント 》
皆さん、こんにちは。谷合正明です。
いよいよ通常国会が始まりました。6月24日までの会期ですが、内政外交とも重要な課題が山積します。しっかりと取り組んでまいります。
はじめに、イスラム過激派組織「イスラム国」による邦人拘束事案ですが、断じて許し難いことであり、政府はテロに屈することなく、人質解放を第一に全力を尽くしています。与党として政府の対応を支えてまいります。
昨日から補正予算案の審議が始まりました。総額3.5兆円規模の緊急経済対策を中心とするもので、財源についても補正予算編成での新規国債発行額を8年ぶりに減額することができました。
具体的なメニューの一つは、地方創生に関して、地方自治体が柔軟に使い道を決められる交付金の創設です。これにより、「プレミアム付き商品券」の発行が促進されます。
例えば、1万円で商品券を購入すれば1万1000円分の買い物ができるといったように、10%~20%程度の上乗せが可能となります。
「住宅エコポイント」も復活し、中小企業に好評の「ものづくり・商業・サービス補助金」も拡充されます。
その他、米価下落対策はじめとする農林水産業の振興、学校耐震化や土砂災害からの復旧といった防災・災害対策も盛り込まれました。
また、国際社会への対応として、エボラ出血熱などの感染症対策や、総理が先般表明した中東地域の難民支援を含め、国連や途上国に対する緊急人道・復興予算も含まれています。
補正予算案の一日も早い成立を期してまいります。
(谷あい)