【No.134 2013年6月1日】
《 橋下市長「問責」について 》
皆さん、こんにちは。谷合正明です。
一昨日、橋下徹大阪市長の従軍慰安婦問題などをめぐる一連の発言で、大阪市会公明党が他会派の提出した市長に対する問責決議案に反対したことについて、ご質問をいただいています。
この件に関して、私が知っている範囲で経緯をお伝えします。
市会公明党としては、当初から橋下市長の一連の発言に対しては看過できない、容認できないということで猛省を促す申し入れを行い、市長からは「しっかり受け止め、市政に力を注いでいくよう改めたい」との回答がありました。
その後、申し入れの趣旨を踏まえた「決議案」を提出すべく、大阪市議会の自民党、民主系会派との間で文書の調整が行われてきました。
その過程で、自民、民主系会派から「問責決議」として提出する方向が示され、「問責決議」が可決されるかの報道も始まりました。
市会公明党としては当初より辞職要求の意味合いを帯びた決議の提出は本意ではなかったので、折り合いがつきませんでした。
大阪市民の立場で、大阪にとって何が大事なのかということが判断の基準とするならば、今市政に空白をつくるべきではなく、猛省し、市長の責務を自覚して職務に精励するよう求めるべきというのが市会公明党の一貫した考えでした。
もちろん、一連の発言は容認できるものではなく、今後もただしていく必要はあります。そこで公明党として独自の「猛省と責任の自覚を促す決議案」として提出しましたが、これも否決されたという経緯です。
尚、以上の経過については、以下の公明新聞ニュースをご参考ください。
・市議会公明党 橋下市長に申し入れ
http://www.komei.or.jp/news/detail/20130530_11323
・橋下市長の発言問題で 公明が決議案を提出
http://www.komei.or.jp/news/detail/20130531_11334
・5月31日の公明党井上幹事長記者会見
http://www.komei.or.jp/news/detail/20130601_11338
(全て公明新聞ニュースへのリンクです)
(谷あい)
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