【No.133 2013年5月28日】
《 成年被後見人の選挙権付与が実現! 》
皆さん、こんにちは。谷合正明です。
昨日の参議院本会議で、成年被後見人に選挙権を付与する公職選挙法の改正法案が全会一致で成立いたしました。参議院選挙から適用されます。
2年前、いつも選挙で投票してきた知的障がい者が、成年後見制度を利用した途端に、選挙権がはく奪されたのは、憲法違反だとして国を訴えました。
今年3月14日には、東京地裁判決で違憲判決。以来、公明党は真っ先に政府に控訴断念を迫り、自民党や野党との間で法改正の合意形成を常にリードしてまいりました。
私や山本博司参院議員は、違憲判決が出される前から国会質問を重ねてまいりました。私自身の質問は国会議員で最多となる通算6度とのことです。
2011年2月のメルマガ74号や、2011年2月号の手をつなぐ育成会の会報にも、必ず法改正をする決意を書きました。
本来、立法府や行政府がもっと早く決断すべき人権問題でありました。その意味で、法改正を実現に導いたのは、原告らのおかげです。
昨日の本会議の傍聴席に座っていた原告には、ひときわ大きな拍手が起こりました。
また、私にとって原告以外にこの問題解決の原動力になっていたのが、重度の心身障がい者であった姉です。
その姉は、昨年2月に他界いたしましたが、昨日は良い報告ができました。
(谷あい)