【No.127 2013年2月22日】
《 「合意への調整」-坂口さんが教えてくれたもの 》
皆さん、こんにちは。谷合正明です。
先の衆議院選挙で引退した坂口力元大臣は、40年の政治活動を一言に集約して、「『合意への調整』が私の旅路であった」と振り返られています。
曰く、「小さな政党の中で、大政党間の意見を集約することは、政治を一歩前に進めることとは言いながら、時間のかかる裏方の仕事でありました。
華々しく主張する政治家が大輪の牡丹であれば、私は山々の谷間に咲く草花のような存在でありました。
木陰の『草花』にも、いつかは太陽の光を浴びる時が来ると、信じながらの毎日でありました。」
その坂口さんが、戦後の厚生労働大臣で4年半という最長の期間を勤め上げたのです。
内政、外交ともに、本当に難しい時代に突入しましたが、今ほど合意への調整が求められている時はありません。
10以上乱立した政党のうちその役割を担えるのは公明党しかありません。坂口さんの言葉は、終生大事にしてまいりたいと思います。
(谷あい)