【No.125 2013年1月14日】
《 母校・京大で講演 》
皆さん、こんにちは。谷合正明です。
先週、私は母校・京都大学で大学1・2回生向けの一般教養課程の授業を受け持ちました。
これはグローバル化社会を踏まえ、大学が外部講師を招聘し、内向き志向と言われる学生に刺激を与えようとするものです。
例えば留学に関しても、同じ生徒数規模のシンガポール国立大学では1600人ぐらいが交換留学をするようですが、京都大学はその1割ぐらい。
そこで学生時代にスウェーデンに交換留学した経験があり、NGO勤務の経験のある私に依頼があり、公明党の参議院議員として登壇しました。
「難民支援の現場」と題して、アフガン難民キャンプでの経験、米国や日本の難民受入の実態を通じて、今後日本が難民受入を進めるべきか否かを議論しました。
自由と子供たちの将来を求めて、来日した難民も悪戦苦闘の日々です。国内体制が不十分なまま受け入れても不幸な結果につながるのではといった冷静な質疑もありました。
私自身、受入体制の充実を図るという持論はありますが、大変難しい問題です。そこで学生には理想と現実の両面をしっかり伝えようと意識しました。
学生時代には自分の大学で授業を持つとは夢にも思いませんでしたが、逆にまた大変勉強になりました。刺激を一番受けたのは私だったのかも知れません。
(谷あい)