【No.118 2012年7月28日】
《 参議院における一体改革の審議 》
皆さん、こんにちは。谷合正明です。
連日、大変暑い日々が続いています。そして、オリンピックも始まり、応援に力がはいるところです。どうぞ体調にはくれぐれもご留意ください。
参議院における税と社会保障一体改革の審議では、3党合意で盛り込まれた「社会保障の充実」「景気対策」「低所得者対策」の中身を深堀する議論を続けています。
私も一昨日、約1時間質疑にたちました。 私が生まれた約40年前、国の社会保障費は4兆円以下でした。それが今や110兆円に伸びておりますが、現在の税収と保険料だけでは支えきれない状況です。
一体改革の核心は社会保障の支え手をしっかりと強化していくこととの基本姿勢に立ち、若者の就労促進支援、貧困格差対策を取り上げました。
この法案審議は、8月6日と7日に中央公聴会がセットされましたので、お盆前の採決が見えてまいりました。
しかし民主党内部ではさらなる造反を恐れて、採決を遅らそうという動きがあります。 与党としての責任はどこに行ったのでしょう。政治生命をかけると言っている野田首相は何をしているのでしょうか。
一体改革は、民主党にとって政権交代のベクトルとは逆向きのことをやろうとしているわけですので、もはや民主党政権に正当性はありません。
一体改革法案を仕上げて、しかるべき後に野田首相は国民に信を問うべきです。
(谷あい)