【No.78 2011年3月5日】
《 公明党の実績 ドクターヘリ 》
皆さん、こんにちは。谷合正明です。
昨日から、予算審議の舞台が参議院にうつりました。公明党のトップバッターは、白浜議員と松議員。7日(月)の昼前から登場予定で、NHK中継されます。
さて、月刊誌「第三文明」4月号に「ドクターヘリ」のインタビュー記事がありました。
この中で、2007年に成立したドクターヘリ特別措置法は、「公明党議員の尽力がなければ実現しなかった」と、川崎医療福祉大学の小濱教授は振り返っておられました。
ドクターヘリは、ヘリコプターに医師や看護師が搭乗し、救急現場に出動し、救急医療を提供するもの。
2002年度から岡山県など5県で本格的運航がはじまり、今年1月、山口県で運航したことで、21道府県に広がっています。
今後、3月14日には高知県、2011年度には島根県などで導入され、28道府県になる予定です。
さらに消防・防災ヘリを活用していた広島県は、2013年度中の導入を表明。また鳥取は兵庫と京都、徳島は和歌山と大阪というように、広域で共用する例も見られます。
出動回数は1機あたり年間約340件。車で1時間かかる距離を10分程度で飛行可能。交通事故、脳卒中や心筋梗塞などの救命率向上や後遺症の軽減に大きな効果が上がっています。
課題は初期コストと維持コスト、そして人的な救急医療体制と指摘されてきました。
そこで、公明党は前述のドクターヘリ特別措置法や、地域医療再生基金を創設し、国の支援策を拡充したのです。ところが、この基金は民主党政権になって、執行停止の後、減額されました。
最終的に県が導入を判断するのですが、各県議会で公明党議員の働きがあったからここまできました。議会でドクターヘリ導入を訴えるのは、公明党ぐらいとも言われています。
ドクターヘリの実績は、「公明党の議員たちが、日ごろから国民の福祉や生活を考えて政治活動をしていることの証左」と、前出の小濱先生。
これからも救急医療の体制整備など、ネットワーク政党の本領を発揮してまいります。
(谷あい)
※ ドクターヘリ導入県
2010年度までに、岡山、静岡、千葉、愛知、福岡、神奈川、和歌山、北海道、長野、長崎、埼玉、大阪、福島、沖縄、群馬、青森、栃木、兵庫、茨城、岐阜、山口、高知で導入。11年度には、秋田、三重、島根、熊本、宮崎、鹿児島で予定(厚労省調べ)。