【No.54 2010年8月11日】
《「100年の森林(もり)構想」西粟倉村を訪ねて 》
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☆終戦記念日の街頭演説(斉藤政調会長と一緒に)
8月15日(日) 11時から岡山駅東口ビックカメラ横にて行います
☆香川県の大島青松園(ハンセン病療養所)を訪れました
http://m-taniai.jugem.jp/?eid=1697
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こんにちは、谷合正明です。
毎日、暑い日が続きますが、いかがお過ごしですか。私は、昨日、岡山県西粟倉村を訪ねました。
西粟倉村は、県東北部に位置する人口1600人の村です。なんと村の面積の97パーセントが森林!
しかし、約40年前に植林した杉やヒノキが、林業の担い手不足、不採算性によって、間伐すら十分に出来ない状況に。
そこで、西粟倉村では、「100年の森林(もり)構想」と銘打ったプロジェクトに挑戦しています。
私有林の保有者から村が10年間預かる形で、森林を集約化した上で、民間からの投資を募り、間伐の機械化と効率化を進める。
これまで山から木を切り出すだけの林業から、西粟倉ブランドの林産加工品(例えば木製の遊具も)や木造住宅を売り出し、付加価値を高める。
プロジェクトに共鳴し、都会から移り住んだIターンは40人。私の大学時代の知人もその一人で、現在「森の学校プロジェクト」の社長をしています。
地元の人と外からやってきた人が、色々な知恵を出し合うことで、化学反応が起き、これまでにない取組になると確信します。
「魅力ある資源に恵まれた地域ではなく、何の変哲もない地域で、成功するかどうかに挑戦したい」と、このプロジェクトに参加している20代女性の言葉が印象に残りました。
私もそんな思いで、日本の農村の未来に貢献していきたいと思います。
(谷あい)