【No.46 2010年6月22日】
《 消費税10%発言を斬る - 借金を返すための増税には反対 》
私は財政再建がもちろん重要であると考えています。将来にわたり、消費税を上げないで済むとも考えていません。しかし、「まず増税」ではなく行政・政治などの歳出改革を徹底して税金のムダを削り、同時に成長戦略を打ち立て、着実な経済成長で家計を潤わせつつ、税収増を図っていくべきです。
消費税が5%引き上げられると家族4人の勤労者世帯で年間16.5万円の負担増が見込まれます。今はまだ「仕事がない」「失業が多い」という悲鳴が上がっています。そんな時に「消費税10%」というのは、入院し治療に専念すべき患者に「毎日1万歩いた方がいい」と言っているようなものです。
また、民主党は超党派での「増税協議会」を作るとしています。これについて公明党はまず増税のための与野党協議会ではなく、安心の社会保障のための与野党協議会を開くべきとこれまでも主張してきました。
この協議会の中で、給付と負担のあり方などを議論し、社会保障のあるべき姿の国民的合意をつくって、その実現のために消費税を含めた税制改革をしなければいけないと考えます。借金を返すために消費税を増税する考えには反対です。
ちなみに民主党は、年金制度や社会保障についての両院合同会議や社会保障国民会議への、私たちの参加の呼び掛けを拒否し続けてきました。政権党になったら今度は協議会への参加を呼びかけるのは全くのご都合主義です!
また、消費税率の見直しを行う際にも、食料品などへの複数税率など低所得世帯に対する配慮、生活支援や子育て・教育の支援ができる税額控除制度は欠かせません。
谷あい正明は未来をを担う“青年の代表”として、新政権の契約違反を糺し、安心社会の実現と経済成長を成し遂げるために戦います。
(谷あい正明)