【No.25 2010年5月14日】
普天間の基地移設について 責任は総理に
皆さん、こんにちは。谷合正明です。
明日、5月15日は昭和47年に沖縄が日本に返還された日。
私が初めて沖縄を訪れたのは昭和55年の小学校2年生の時。基地問題などを取材する母親についていきました。青い空と透き通る海、そして家を守るシーサーが印象に残りました。
2度目の訪問は議員に当選した直後の2004年8月。普天間基地近くの沖縄国際大学の米軍ヘリ墜落現場を訪れ、生々しい傷跡を見て鳥肌が立ちました。
だから沖縄の普天間基地移設の問題には特別な思いがあります。
しかし、昨年の政権交代から8カ月、この問題は迷走しました。
「最低でも県外」「トラスト・ミー」「腹案」「普天間の問題なんて知らなかったでしょう」「学べば学ぶほど抑止力が・・・」「やはり県内にお願い」「公約ではなかった」
総理の拙劣な発言は沖縄の人を愚弄しました。徳之島の人を混乱させました。期待から失望へ、そして失望から怒りへと。
もはや誰からも信頼されていない総理のもとでは、もう前には進まない。5月末を先延ばしするのであれば、鳩山総理は国民に対して謝罪をし、責任を取って辞職すべきだ!
混乱の責任は総理にあります。移設先案をまとめなければならないのは鳩山政権であり、米国でも沖縄でもありません。
とはいえ、鳩山総理のもとでは解決できないことが誰の目にも明らかになった今、公明党のこれまでの取り組みと今後の考えを知りたいという意見が増えてきました。
次号に続く。
(谷あい)