2023年10月14日 2面
公明党の山口那津男代表は13日午後、衆院第1議員会館で、来日している国連の中満泉事務次長(軍縮担当上級代表)の表敬を受け、核軍縮などを巡り懇談した。谷合正明核廃絶推進委員長(参院幹事長)が同席した。
席上、中満事務次長は、核軍縮を巡る状況について「停滞し、むしろ逆行している」と懸念を表明。「核軍縮は理想論ではなく、安全保障に欠かせないツールであるとの理解を広げなければいけない」と指摘した。
山口代表は、11月に国連本部で開かれる核兵器禁止条約の第2回締約国会議に言及し、公明党として「日本のオブザーバー参加を訴え続けていく」と強調。中満事務次長は「締約国以外の国からも意見を言ってもらうことは重要だ。ぜひ日本にも参加してもらいたい」と述べた。
また両氏は、人の制御なしに機能する自律型致死兵器システム(LAWS)の規制などに関しても意見を交わした。