2023年07月27日 2面
参院各会派でつくる参院改革協議会(座長=世耕弘成自民党参院幹事長)は26日、国会内で会合を開き、今後の課題として、オンライン審議などのデジタル化について、最優先で議論を深めていく方針を確認した。公明党の谷合正明参院幹事長が出席した。
谷合氏は、オンライン審議の実現について「新型コロナウイルス感染症を経験してきた、われわれの責務だ」との認識を表明。具体的な取り組みでは、同協議会や各委員会の理事懇談会などで「参考人のオンライン出席を試行するなど経験を蓄積していく必要がある」と指摘した。
また、審議のデジタル化に向けては、国内の自治体や海外の事例を集めるためのチームを事務方に発足させることも提案した。
さらに、谷合氏は国会閉会中でも、災害が発生した際は、災害対策特別委員会で審議ができるよう体制を整える重要性を強調した。
同協議会終了後、参院選挙制度専門委員会も開かれ、投票価値の平等に関する主要国の見解などについて意見交換した。