2023年03月09日 1面
公明党の山口那津男代表は8日午後、衆院第1議員会館で開かれた、途上国への教育支援を行う国際基金「GPE(教育のためのグローバル・パートナーシップ)」主催の勉強会に出席し、「教育の機会を奪われ、持てない人々への活動を日本が国際機関と共に応援し、成果を上げていきたい」と力説した。
山口代表は、公明党が理念として「『社会のための教育』ではなく、『教育のための社会』をつくっていく」ことを掲げていると紹介。平和を実現するためにも「教育が大切だ」と語った。
その上で、学校に通えない子どもが世界で2億人を超えている実情に触れ、「教育の危機を乗り越えるために、日本の経験や役割が必要だ」と強調。5月に広島で開催される先進7カ国首脳会議(G7サミット)でも教育について「議長国・日本のリーダーシップの下、G7首脳と大きな方向性を共有できるようバックアップしたい」と語った。
勉強会には、公明党の谷合正明参院幹事長、高橋光男国際局次長(参院議員)も参加した。