2022年9月15日 1面
【ワルシャワ13日=栗田博幸】公明党ウクライナ避難民支援・東欧3カ国調査団の谷合正明団長(参院幹事長)らは13日午後、ポーランドの首都ワルシャワにある首相府で、ウクライナ避難民の生活に関わる問題を担当するシチガイ社会統合大臣と会い、避難民支援の課題などを巡って意見を交わした。
谷合団長は、ロシアによるウクライナ侵略で国際秩序の根幹が脅かされていると指摘。ポーランドが国を挙げて避難民支援に当たっていることに敬意を表すとともに、日本がウクライナに対する支援や復旧・復興を進める上で「戦略的パートナーであるポーランドとの絆を強くしていくことが重要だ」と語った。
シチガイ氏は、侵略から半年以上が経過する中で国際社会の関心が薄らいでいるのではないかとの懸念を示し、日本との連携強化を歓迎した。また、「冬の到来に伴いウクライナから新たに50万人の避難民がポーランドに流入すると予測されている」と指摘。住宅不足といった問題の解決に向けて、日本からの支援に期待を寄せた。