2022年8月3日 2面
公明党の谷合正明参院幹事長は1日、岡山県高梁市の株式会社三宅ファーム(三宅穣次社長)を訪れ、飼料価格の高騰を受け実態を調査した。これには川上博司市議が同行した。
三宅ファームは県内で唯一、酪農と和牛の繁殖・肥育を一体で経営する牧場。主に和牛肥育に使うトウモロコシなどを混ぜた配合飼料について、三宅社長は「輸入価格の高騰時に補塡金が支給される国の制度はありがたいが、上昇分を補塡するもので価格が高止まりすると厳しい」と説明。さらに、「深刻なのは乳牛が主に食べる牧草などの粗飼料。前年同期比で3割値上がりしたが支援制度はない。牛乳3000円分のうち2600円が餌代のイメージだ」と窮状を訴えた。
谷合氏は「公明党が主張し、配合飼料の補塡金の基金積み増しなど支援策を講じてきたが、追加の対策が必要だ。全力を尽くしたい」と述べた。