2022年7月11日 15面
■与党改選過半数
第26回参議院議員選挙は10日、投開票された。公明党は11日午前0時過ぎまでに、選挙区で兵庫・伊藤孝江氏、神奈川・三浦信祐氏、愛知・里見隆治氏、埼玉・西田実仁氏、福岡・秋野公造氏が逆転勝利した。東京・竹谷とし子氏、大阪・石川博崇氏も当選を確実とし、7選挙区で全員当選を果たした。比例区では、まず5議席を獲得した。自民、公明の与党両党で、改選議席の過半数63議席を上回る見通しとなった。献身的なご支援を頂いた党員、支持者ならびに創価学会員の皆さまに心から感謝申し上げます。
公明党の山口那津男代表、石井啓一幹事長ら党幹部は10日午後7時半までに、開票センターが設置された東京都新宿区の党本部に入った。午後8時半には、参院選遊説中に銃撃を受けて亡くなった安倍晋三元首相を悼み、黙とうをささげた。
午後8時に投票が締め切られた直後、まず選挙区5氏の当選確実、比例区で5議席獲得が確実との報が飛び込んだ。
選挙区では、兵庫選挙区(定数3)で伊藤氏が壮絶な接戦を制し、2期目の当選を確実に。神奈川選挙区(定数4)でも2期目に挑戦した三浦氏が激戦を突破。福岡選挙区(定数3)では秋野氏が劣勢をハネ返し、3期目の当確。東京選挙区(定数6)で竹谷氏、大阪選挙区(定数4)で石川氏が、ともに3期目の当選を果たした。
午後10時40分過ぎ、埼玉選挙区(定数4)で4期目に挑んだ西田氏が逆転勝利。午後11時半過ぎには、愛知選挙区(定数4)で里見氏が最終盤の猛追で2期目を決めた。
一方、比例区も午後8時過ぎ、横山信一氏が3期目、竹内真二氏が2期目、谷合正明氏が4期目の当選を確実にした。
山口代表は午後10時半ごろ、テレビの中継番組に出演し、「党員、支持者の皆さまの懸命なご支援を頂いた」と心からの謝意を表明。今後の政権運営について「幅広い国民の声を受け止めながら、政権の安定的な運営の下に課題を確実に乗り越えていく取り組みをしたい」と強調した。