2022年7月6日 1面
政府は5日、孤独・孤立に関わる悩みを24時間受け付ける相談ダイヤル「#9999」の試行を、7日午前10時から開始すると発表した。
生活困窮に陥ったり、自殺を考えるほど追い込まれたりしている人などに対応し、適切な支援につなげる。通話料は無料で、つながらない場合は「0120―494949」でも受け付ける。期間は14日午前10時まで。
NPO法人などが参画する官民連携の枠組みで実施する。電話をかけると、音声ガイダンスが流れ、内容に適した団体が相談を受ける。ケースによっては、地域の支援団体による面談などにつなげる。
公明党は、社会的孤立防止対策本部の山本香苗本部長、谷あい正明事務局長(参院選候補=比例区)、竹内しんじ事務局次長(同)の各参院議員らが昨年5月、政府に提出した孤立防止対策に関する提言で、24時間対応の相談体制の強化などを求めていた。