2022年5月29日 1面
公明党青年委員会を中心に4月から5月8日まで展開されたアンケート運動「VOICE ACTION(ボイス・アクション=VA)2022」。その集計結果を報告する“アンサー街頭”が28日、各地で行われ、国会議員らが「寄せられた若者の声を必ずカタチにする」と決意を訴えました。
【千葉】矢倉克夫青年委員長(参院議員)は千葉市内で、竹内しんじ参院議員(参院選予定候補=比例区)と共に街頭演説に立ちました。
矢倉委員長は、多くの若者の協力により23万超に上るVAの回答が集まったことに感謝を表明。結果と、それを踏まえた政策提言を、岸田文雄首相に近日中に届けると述べ、「若い皆さんの声こそが、日本の未来を指し示す。これからも公明党は、若者と共に希望ある社会を築いていく」と力を込めました。竹内氏は「自分の声が政治を動かす力になると、若い人に実感してもらえるよう、しっかりと政策に反映する」と訴えました。
その後、矢倉、竹内の両氏は、青年党員と一緒に通行人に、VAの結果などを載せたアンサーチラシを配布しました。
【神奈川】三浦のぶひろ青年局長(参院選予定候補=神奈川選挙区)と佐々木さやか青年副委員長(いずれも参院議員)は川崎市で街頭演説を実施。「VAで寄せられた声を力に、新しい未来をつくる」と訴えました。
三浦局長は、今回のVAで教育無償化への関心が高かったことに触れ、「経済的な理由で進学を断念することがあってはならない」と力説。公明党が実現した返済不要の給付型奨学金について、「対象のさらなる拡大をめざす」と訴えました。佐々木副委員長は「出産育児一時金を増額する」と決意を述べました。
【愛媛】谷あい正明参院幹事長(参院選予定候補=比例区)は、松山市内で開催された党県本部青年局の街頭演説会に参加し、VAの結果を報告しました。
谷あい氏は、公明党が取り組んできたVAなどを通し、不妊治療への保険適用や携帯電話料金の引き下げなどが実現したことを紹介。「公明党は、青年の声を政治に届け続ける」と強調しました。アンサーチラシを受け取った20代男性は「若者がもっと政治に参加できる取り組みをしてほしい」と話しました。
■23万を超す“イイネ”/「命と暮らしの安心保障」が3割
VA2022は、党青年委が若者と意見交換を重ねて作った五つの未来像から“イイネ!”と思う項目を選んでもらうもの。インターネットの特設サイトや街頭調査を通した回答総数(複数選択可)は延べ23万4054に上りました。
最も“イイネ!”が多かったのは、医療や介護、教育をはじめ、生きていく上で不可欠な基本的サービスの無償化などを訴える「命と暮らしの安心保障を全ての人に」(29・9%)。その次が「個人の幸福が感じられる経済成長や働き方に」(22・4%)でした【グラフ参照】。特設サイトにも「介護や保育で働く人の賃金を上げて」「自身の能力が発揮され、認められる社会に」などの意見や要望が寄せられました。
これらの声を踏まえて青年委は、大学を含む高等教育無償化の対象の段階的拡大や、働きやすい環境の推進などに全力で取り組みます。
公明党は2016、19、21年にもVAを行い、1000万人を超す若者の声を追い風に、幼児教育の無償化やWi―Fi環境の整備などの政策を実現しています。