2022年3月29日 1面
公明党の山口那津男代表は28日午後、衆院第2議員会館で、新型コロナウイルスワクチンを途上国などに供給する国際枠組み「COVAXファシリティー」で大きな役割を果たす国際機関「Gaviワクチンアライアンス」のセス・バークレー事務局長と会談した。古屋範子副代表、谷あい正明国際委員長(参院幹事長)、あきの公造、高橋光男両参院議員が同席した。
席上、山口代表はバークレー事務局長の来日を心から歓迎した。バークレー事務局長は「(COVAXが)動き出したときは非常に大変だったが、その時に日本が支援を決めたのは力強かった」と述べ、公明党の支援に改めて謝意を表明。感謝を表す盾を贈った。
両氏は、ウクライナ危機という困難に直面する中でも、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)の収束へ力を尽くしていかねばならないとの認識を共有。バークレー事務局長が、さらなるワクチン供給の加速へ「追加で5億ドルの拠出をお願いしたい」と要請したのに対し、山口代表は「日本政府のリーダーシップを重ねて求めていく。引き続き力を合わせて、世界の人々のために貢献していきたい」と力説した。