2020年12月3日 2面
国内の養鶏場で2年10カ月ぶりに高病原性鳥インフルエンザが発生し、感染が拡大している事態を重く見て、公明党の鳥インフルエンザ対策本部(本部長=谷合正明参院幹事長)と農林水産部会(部会長=稲津久衆院議員)は2日、農水省で野上浩太郎農水相に対し、緊急申し入れを行った。熊野正士農水大臣政務官(公明党)が同席した。
席上、谷合本部長、稲津部会長らは、感染拡大を食い止めるため、「全国的に最大限の警戒をしなければならない」と強調。車両や人、物の移動に関わる防疫対策や野生動物の侵入防止など、飼養衛生管理の強化を徹底するよう訴えた。
さらに、発生地域で迅速・的確な初動体制を整備するため、国と県、地方自治体がより一層、緊密な連携を取るよう求めた。野上農水相は、拡大防止へ「しっかり取り組んでいく」と述べた。