2020年10月16日 2面
公明党の山口那津男代表は15日、衆院第1議員会館でポーランドのパヴェウ・ミレフスキ大使の表敬を受け、懇談した。谷合正明国際委員長(参院幹事長)、浜地雅一国際局長、伊佐進一国際局次長(ともに衆院議員)が同席した。
ミレフスキ大使は、ロシア革命後の混乱でシベリアから逃れるため、ポーランド孤児が福井県の敦賀港に上陸して100年を迎えたことに言及。「両国は歴史的に強く結ばれている。互いの国に、より利益をもたらす交流をしたい」とし、インフラ整備の協力や農林水産物の貿易拡大を望んだ。
山口代表は、敦賀港の史実に関して「敦賀に住む人はポーランドの子どもたちを人道的に迎えた歴史を誇りにしている。今後の2国間の関係発展に生かしたい」と語り、さらなる交流深化に力を注ぐ考えを示した。