2020年3月19日 2面
農林水産委員会で谷合正明氏は、新型コロナウイルス感染拡大への不安から、欧州などで特定の食料品の買い占めが起きている現状に触れ、「消費者がむやみに不安にならないためにも、(食料品の安全性などに関する)最新で正確な公式情報を発信すべきだ」と訴えた。江藤拓農林水産相は「しっかり考えていく」と応じた。
また谷合氏は、国が策定を進める2020年度からの新たな「食料・農業・農村基本計画」に関して、安定した食料供給の観点から、感染症がパンデミック(世界的流行)となった際の食料安全保障の対応を明記するよう求めた。江藤農水相は、現在、同計画の原案を改定している段階だとし、「(感染拡大の事態を踏まえた対応について)書き込む」と明言した。