2019年12月25日 1面
【ネピドー24日=光延康治】公明党の山口那津男代表は24日早朝、ミャンマー・ヤンゴンから空路で首都ネピドーに移動し、ミャンマー政府の要人と相次ぎ会談した。党訪問団の谷合正明国際委員長(参院幹事長)、浮島智子衆院議員、魚住裕一郎前参院議員が同席した。
山口代表らは、始めにタウン・トゥン投資・対外経済関係省大臣と懇談。この中で山口代表は、「日本の官民は、ミャンマーの経済発展と国民生活の向上のため、インフラ整備や教育などの幅広い分野で協力している」と強調。その上で「公明党としても、産業育成と雇用創出のため、政府開発援助(ODA)の着実な実施と民間企業の責任ある投資を引き続き促進していきたい」と訴えた。
タウン・トゥン大臣は「民主化して間もないミャンマーの発展に日本のインフラ整備は重要だ」と強調。特にヤンゴンやバガンでの空港整備が必要との認識を示し、「日本の支援に期待したい」と述べた。
この後、山口代表らは、ティ・クン・ミャ連邦議会議長兼下院議長と会談。山口代表は「民主的な国づくりに向け、連邦議会が引き続き重要な役割を担うことが重要だ」と強調。「党として、ミャンマー政府、連邦議会の取り組みをしっかり支えていく」と語った。
ティ・クン・ミャ議長は「ミャンマーが改革を進めている中、日本との関係性は大変重要だ。今後も協力していきたい」と話した。