2019年10月23日 1面
公明党の山口那津男代表は22日午後、都内で、アフガニスタンのアシュラフ・ガニ大統領と会談し、文化やスポーツなどを通じて両国の交流を深めていくことで一致した。谷合正明国際委員長(参院議員)、浮島智子政務調査会副会長(衆院議員)が同席した。
冒頭、ガニ大統領は「即位礼正殿の儀」を無事終えたことへの祝意とともに、参列に謝意を表明。台風19号による被害に対し、お見舞いを述べた。
日本との関係については「仏教を通じた長い交流があり、日本からのさまざまな支援に感謝したい」と語り、交流分野をさらに広げ、関係を強化していきたいと強調した。
山口代表は、ガニ大統領の訪日を歓迎。地雷除去に向けた日本の協力を探るため、2004年に同国のカブールを訪れたことを紹介し、「安全な環境を整えていくことが、アフガニスタンでの日本の多くの支援につながっていく」と力説。これに対しガニ大統領は、地雷除去が進んだことに加え、女子教育や、医療、農業分野などでの日本の支援に感謝を述べた。
今後の交流拡大に向けて山口代表は、来年の東京五輪・パラリンピックでのスポーツや文化・芸術分野の活発な交流に期待を示し、「両国関係を一層深めていくために公明党としても支援していきたい」と語った。