2019年10月12日 2面
公明党の山口那津男代表は11日、東京都新宿区の公明会館で、ロシアのミハイル・ガルージン駐日大使と会談し、日ロ関係の一層の発展に向け、地域間交流の拡大に協力することで一致した。これには、佐藤英道衆院議員、谷合正明国際委員長が同席した。
席上、ガルージン大使は、両国関係の現状について、安全保障に関する外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)の定期開催や、貿易額の拡大などを挙げ、「あらゆる面で好ましい前進を見せている」との認識を表明した。
その上で、2020年から21年が両国の「地域・姉妹都市交流年」に定められたことや、両国の都市を結ぶ航空路線が拡大していることに触れ、「人的交流がますます活発化することを期待したい」と強調した。
山口代表は「政府間だけでなく、地方都市や姉妹都市同士で交流の幅を広げることが重要だ」と述べ、文化やスポーツなどの面でも相互理解を深化させる必要性を力説した。
ガルージン大使はまた、日本からの直行便でロシア極東のウラジオストクまで約2時間でアクセスできることを紹介し、観光客のさらなる往来も望んだ。