2019年08月19日 1面
公明党の斉藤鉄夫幹事長は18日、山口市で行われた党中国方面本部(本部長=桝屋敬悟衆院議員)の夏季議員研修会に出席し、先の統一地方選、参院選の勝利をたたえ合うとともに、「公明党の魂は、団結、大衆直結、自己研さんだ。力を蓄えよう」と呼び掛けた。
議員力の向上に向けて、「議会活動を行う上での質問力や他会派との交渉力、公明党の存在を知らしめていく発信力が欠かせない」と強調。その上で「地域は今、人口減少、過疎化など多くの課題を抱えている。公明議員が地域再生をけん引する力を養っていきたい」と力説した。
山本博司参院議員は、先の参院選での真心の支援に謝意を表明。桝屋方面本部長は街頭活動など日常活動の強化を訴え、谷合正明参院議員は、参院選での各党県本部の取り組みについて報告した。
このほか、山口県の猶野克県議、岡山県の大月博光・玉野市議、前田伸一・鳥取市議、石田祥子・広島市議が活動報告を行った。
研修会では、児童虐待やマイナンバーカードの活用など三つのテーマで分科会が開かれ、出席議員が研さんに汗を流した。
■秋田には井上副代表、議員力を磨こう
公明党の井上義久副代表は18日、秋田市で開かれた党秋田県本部(田口聡代表)の夏季議員研修会に出席し、「国民の期待に応えるため、議員力に磨きをかけていこう」と訴えた。
井上副代表は、「大衆とともに」の立党精神と結党の原点を日々確認し、体現する必要性を強調。その上で「政策や実績、議員活動を有権者に“見える化”できる発信力、拡大力、現場力を培い、もう一段上の議員力のアップを」と力説した。
また、東日本大震災の被災3県で続く「東北復興選挙」について「断じて完全勝利し、揺るぎない党の基盤を築いていきたい」と力を込めた。
研修会では、横山信一参院議員が海洋プラスチックごみ対策について説明。塩田博昭参院議員が「秋田は学生時代に原点を築いた地。恩返しをするつもりで働きたい」とあいさつした。