谷合正明農林水産副大臣(公明党)は19日、岩手県大船渡市を訪れ、東日本大震災からの復興状況を巡り漁業関係者と意見交換した。公明党の森操市議が同行した。
谷合副大臣らは、2017年度農林水産祭・水産部門で「内閣総理大臣賞」に輝いた綾里漁業協同組合の青壮年部と懇談。佐々木靖男組合長は、「公明党の力強い後押しもあり、ワカメやホタテ養殖の生産量が、ほぼ震災前の水準にまで回復している」と述べた。
一方、大船渡湾冷凍水産加工業協同組合の森下幹生代表理事からは、生育環境の変化や乱獲でマグロやサンマなどの不漁が続き、資源保護のため漁獲規制の強化を求める声が上がった。
谷合副大臣は「水産資源の回復を最優先に、三陸沿岸被災地の課題解決にしっかり取り組む」と語った。
なお、谷合副大臣は、同県陸前高田市の大規模園芸施設なども視察した。
(公明新聞:2018年2月20日(火)付より転載)