谷合正明参院議員が国会質問に立った模様が、このたび公明新聞に掲載されましたので、転載します。
難民に手厚い教育支援
首相 SDGs(持続可能な開発目標)に積極姿勢
参院予算委で谷合氏
参院予算委員会は18日、安倍晋三首相らが出席して「外交・安全保障など」をテーマに集中審議を行い、公明党から谷合正明参院副幹事長が質問に立った。
谷合氏は、難民支援について、昨秋の中東での現地調査や、日本を訪れたパレスチナ自治区ガザの子どもたちとの交流に言及。「逆境に負けず勉強に熱心な姿を目の当たりにし、彼らへの教育支援こそ、日本ができる効果的で重要な難民支援の新たな一歩と確信した」と強調した。
岸田文雄外相は「留学、研修、交流で日本への受け入れの可能性を検討したい」と答弁。安倍首相は「中東地域の将来を担う有望な若者を今後も積極的に日本に招きたい」と語った。
また、谷合氏は、国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」に日本政府として積極的に関わる重要性を指摘。
安倍首相は「伊勢志摩サミットでは、議長国としてSDGsの実施に向け、G7(主要7カ国)として取り組むとのメッセージを出したい」と明言した。
その上で谷合氏は、SDGsの推進に向けて政府内に司令塔機能を設置するよう主張。安倍首相は前向きな姿勢を示した。
一方、谷合氏は、教育現場における自殺対策の現状を確認。その上で、自殺のハイリスク者とされる性的少数者(LGBT)の児童への差別解消や理解促進に取り組むべきと求めた。
馳浩文部科学相は「周知資料の作成などによって教職員の理解を促進するよう努める」と述べた。
このほか、谷合氏は、北朝鮮に核とミサイル開発を断念させるための働き掛けなどについて政府の見解をただした。