谷合正明参院議員が出席した懇談の模様が、このたび公明新聞に掲載されましたので、転載します。
NPT会議 成功へ協力
山口代表
核兵器廃絶へ議長と懇談
公明党の山口那津男代表は1日、衆院第2議員会館でタウス・フェルーキ核拡散防止条約(NPT)再検討会議議長と懇談した。これには党核廃絶推進委員会の斉藤鉄夫顧問(幹事長代行)、浜田昌良座長(参院議員)、谷合正明事務局長(同)が同席した。
山口代表は、今月27日から米国で開かれるNPT再検討会議で、「核兵器のない世界に向けた法的枠組みの検討に着手できるよう合意文書に盛り込んでほしい」と要請。日本は唯一の戦争被爆国として現実的に核軍縮を進めるため、「実践的で具体的なアプローチを提案している」と語った。
さらに、核保有国と非保有国の対立を越え、両者を結び合わせた合意形成の必要性も強調。同会議で「核兵器の非人道性について、核保有国も含めて認識を共有できる議論を」と求めたほか、今年広島で開催される国連軍縮会議と長崎でのパグウォッシュ会議世界大会への支援も呼び掛けた。
フェルーキ議長は、日本がNPT再検討会議や非保有国12カ国からなる軍縮・不拡散イニシアチブ(NPDI)の中で「素晴らしい貢献をしている」と評価。今年が広島と長崎への原爆投下から70年であることに触れ、「日本は異なる立場の国々やグループの懸け橋となる役割を担っている」と指摘し、「会議の成功を収めるため、日本や各国と協力したい」と述べた。
(公明新聞:2015年4月2日(木)付より転載)