谷合正明参院議員が取り組むジビエに関する記事が、このたび公明新聞に掲載されましたので、転載します。
「今年の一皿」にジビエ
衛生指針が普及後押し
公明党
シカやイノシシなど野性動物の肉を使った「ジビエ料理」が、2014年の世相を反映し、大きな話題を呼んだ食を認定する「今年の一皿」に選ばれた。
「今年の一皿」は、食に関する調査研究を実施する「ぐるなび総研」が、日本の食文化の普及と継承を目的として今年から始めた取り組み。飲食店検索サイト「ぐるなび」のデータや会員アンケートを基にして専門家が審査した。
ぐるなび総研は、ジビエの選定理由について
(1)衛生管理指針の作成でジビエ料理の提供が本格化
(2)ファストフード店でシカなどが食材として使用され、急速に一般消費者の間に浸透
――としている。14年を「ジビエ元年」と位置付け、さらに普及するという考えも示した。
ジビエが栄冠を獲得した背景には、公明党の下支えがあった。谷合正明参院議員の提案によって、厚生労働省がジビエを安全に食べられる衛生管理指針を11月に作成。選定理由にもある通り、国の統一した衛生管理指針ができたことで、猟師や獣肉処理施設の責務が明確になり、ジビエ普及への道筋がついた。
一度火が付いたジビエ熱は、しばらく冷めそうにない。今月中旬に都内で開かれたジビエ料理のイベントには、平日にもかかわらず大勢の人が参加。「シカのメンチカツ」「イノシシ煮込みと風呂吹き大根」など多種多彩な料理に舌鼓を打ちながら、調理を担当した藤木徳彦シェフ(日本ジビエ振興協議会代表)らのトークショーに耳を傾けた。
イベントで藤木氏は、「来年は、もっとジビエが食材として広がっていくと思う。非常に楽しみ」と期待。「地方創生」を念頭に、農作物を食い荒らす有害鳥獣を捕まえた後の活用策としても、これまで以上にジビエが注目されそうだ。
(公明新聞:2014年12月23日(火)付より転載)