谷合正明参院議員は5月2日、岡山市内で岡山県議・市議らと共に憲法記念日街頭演説会を行いました。
このほど、この街頭演説の模様が公明新聞に掲載されましたので抜粋・転載します。
(岡山事務所)
公明が憲法記念日街頭演説
環境権など「加憲」進める
集団的自衛権 政府現行解釈を尊重
山口代表が強調
公明党は3日の憲法記念日に先立つ2日、全国各地で街頭演説会を開催し、山口那津男代表らは、国民投票法改正案が成立すれば、憲法改正を発議する環境が整うことを踏まえ、「落ち着いて、国民の理解を求めながら憲法論議を進めていくことが極めて重要だ」と訴えた。
【東京】
山口代表は東京・新宿駅西口で街頭演説し、恒久平和主義、基本的人権の尊重、国民主権主義の3原則を堅持すべきとした上で、「人権を最大限に侵す行いが戦争だ」と強調。戦争放棄と戦力不保持、交戦権の否認をうたう憲法9条について、「ここまで明記したものは世界の憲法の中でもまれだ」とし、「3原則は国民が長い年月をかけて、守り抜き、勝ち取ってきたと言っても過言ではない」と力説した。
さらに、基本的人権が侵害される要因として大規模自然災害を挙げ、「国民の生命、財産を災害から守るための措置を充実させていきたい」と語った。
今後の憲法論議については、「現行憲法は優れた憲法だが、時代の変化によって新しい価値が国民のコンセンサスを得られるならば、それを加える『加憲』を進めることはあってしかるべきだ」と述べ、環境権、地方分権などを加憲の議論の対象としていく考えを示した。
集団的自衛権については、政府が憲法上、行使できないと長年にわたって解釈を示してきたことに触れ、「公明党は、政府の一貫した考えを基本的に尊重する立場で、国際社会の状況変化にどう対応していくか、具体的な議論をしていきたい」と強調。首相の私的諮問機関で議論されていることを踏まえ、「これからいろいろな考え方が提起されるだろうが、なぜ、どのように、ということを慎重に議論しながら、国民の理解を求める道筋が重要だ」と述べた。
街頭演説会には、高木陽介幹事長代理、高木美智代の両衆院議員、竹谷とし子参院議員らが出席した。
【岡山】
公明党の谷合正明参院議員は、岡山市で党岡山県本部(景山貢明代表=県議)が主催した街頭演説会であいさつした。
谷合氏は、集団的自衛権について「政府の現憲法解釈を支持している」とし、「現状の安全保障政策で対応できない課題があるのか否かを突き詰めていく必要がある。解釈の変更には慎重であるべきだ」と訴えた。
(公明新聞:2014年5月3日付より転載)
(写真は岡山事務所撮影)