谷合正明参院議員は11月14日、日本性一性障害とともに生きる人々の会の山本代表らと性同一性障害特例法の再改正などを政府に要請しました。以下、公明新聞記事を転載します。
平口政務官(右から2人目)に要望する山本代表(左隣)ら=14日 法務省
性同一性障害 子なし要件など削除訴え
当事者団体と谷合、秋野氏
日本性同一性障害と共に生きる人々の会の山本蘭代表と福田理紗さんは14日、法務省で平口洋大臣政務官に会い、性同一性障害特例法の再改正などを要請した。公明党の谷合正明、秋野公造両参院議員が同席した。
山本代表は2003年の特例法成立から10年、08年の改正から5年が経過したことに触れ、「10年の節目に再改正をお願いしたい」と強調。その際は同法で性別変更が可能な条件として規定されている「現に未成年の子がいないこと」「現に婚姻していないこと」との条文削除などを求めた。
また、性別変更後の戸籍に変更の事実が残る文言の削除を求めたほか、矯正施設に当事者が収容された場合、性別適合手術を受けた人については、戸籍上の性別ではなく、外見の性別で収容することなども要望。「国が守るべきはシステムではなく、国民一人一人の幸せだ」と訴えた。
平口政務官は「皆さんの声を聞きながら勉強したい」と述べた。
(公明新聞:2013年11月15日(金)付より転載)