谷合正明公明党青年委員長は9月4日、中国・北京市内で中国共産主義青年団(共青団)の周長奎中央書記処書記と会談した。
党青年訪中団 周長奎・共青団書記と会談
共青団の周長奎中央書記処書記と会談する党青年訪中団=4日 北京市(撮影・竹内秀伸)
【北京4日=竹内秀伸】公明党青年訪中団の谷合正明青年委員長(団長)、伊藤渉青年局長、石川博崇学生局長、輿水恵一、濵地雅一両衆院議員は4日午前11時50分(日本時間午後0時50分)、羽田空港発の日本航空機で北京空港に到着し、中国共産党対外連絡部二局日本処の沈建国処長の出迎えを受けた。
谷合団長らは4日午後、北京市内で中国共産主義青年団(共青団)の周長奎中央書記処書記と会談した。
冒頭、周書記は「中日関係が困難な時期に若手議員が訪中されたことは、関係改善への美しい決意の表れだ」と述べ、青年訪中団の訪問を歓迎した。
その上で、学生時代に書道を通じて日本の大学生との交流を深めた思い出を語りつつ、「青少年時代の交流は、長い時間が経ってから効果が表れる。心の中に友好と平和の種をまき、大人になって必ず花を咲かせ、実になる」と青少年交流の促進に意欲を表明。「友好」「互恵」「平和」の観点から、大局に立った両国関係を構築する必要性を強調した。
これに対し谷合団長は、先人が築いてきた日中友好の“金の橋”を青年世代として引き継ぎ発展させていく決意を語り、「たとえ難局や困難があろうとも友好の水脈は枯らしてはいけないとの思いで今回訪中した」と表明。
両国間での見解の相違を乗り越えて関係改善を促進していく観点から、「日中共通の課題であり、共通利益につながる環境や社会福祉、防災などの分野での対話、そして青少年の交流を進めたい。それこそが大局に立った行動だ」と力説した。
(公明新聞:2013年9月5日付より転載)