公明党野生動物被害対策プロジェクトチームの谷合正明座長は5月29日、鳥獣被害についての現地調査のため、島根県大田市、美郷町を訪れました。以下、公明新聞記事を転載します。
(岡山事務所)
イノシシ肉の処理加工について話を聞く谷合氏 (左から2人目)ら=29日 島根・美郷町谷合氏
対策の実情を調査
島根県
公明党野生動物被害対策プロジェクトチームの谷合正明座長(参院議員)は29日、有害鳥獣被害の実態と対策を調査するため島根県大田市の「近畿中国四国農業研究センター」を訪れ、上田弘則主任研究員と意見を交換した。
上田研究員は有害鳥獣対策について「住民が生ごみなどを家の外に放置することで集落に鳥獣を引き付けている。“エサ場”の除去や獣が身を隠す耕作放棄地対策が大事だ」と語った。これに対し、谷合氏は「被害の削減には、地域ぐるみの取り組みが不可欠だ」と述べた。
また一行は、イノシシを食肉加工して特産化を図っている同県美郷町を訪問し、食肉処理加工場などを見て回った。市産業振興課によると、昨年度は100頭ほどのイノシシを食肉加工し、ホテルやレストランで販売している。
視察を終えた谷合氏は、同町のイノシシ肉活用について「地域コミュニティーの内発的な力を引き出す取り組みが重要だ」と語っていた。
(公明新聞:2012年5月30日付より転載)