公明党の谷合正明青年委員長は10月12日、神奈川県内の企業で若者の雇用実態について現地調査を行いました。以下、公明新聞の記事を転載します。
(岡山事務所)
青木社長(右)と若者雇用について懇談する谷合氏(右から2人目)ら=12日 相模原市
谷合氏ら「モノづくり」の現場調査
相模原市
公明党青年委員会の谷合正明委員長(参院議員)は12日、同委員会が10月から11月にかけて実施する若者雇用実態調査のため、神奈川県相模原市で工業用試作モデルなどを製造する株式会社アトラス(青木孝夫代表取締役社長)を訪れ、「モノづくり」の現場が求める人材像などをめぐり意見を交わした。党神奈川県本部の佐々木正行青年局長(県議)らが同席した。
冒頭、谷合委員長は「現場の生の声をしっかり受け止め、中小企業と学生を結び付ける政策につなげていきたい」とあいさつ。
青木社長は、就職を希望する学生に求める素養について「真面目さとコミュニケーション能力、発想力が大事」と強調。また、40歳未満を中途採用する場合、真面目さや自主性を前提として、「即戦力やコミュニケーション能力、勤務経験を重視する」と語った。
その上で、同社で職業訓練生を採用した事例に触れ、「訓練経験はプラスになる」としつつも、必ずしも求める能力が身に付いているとはいえず、「意欲は感じるが、入り口に入ったぐらいの印象」と指摘。
今後の雇用政策に対しては「社会はいろいろなものを多面的に見られる場所。人間力を養う“寺子屋”のような支援体制があれば」と要望した。
(公明新聞:2011年10月13日付より転載)