3月28日(月)、陸前高田、大船渡、釜石、大槌町を訪れた。
東北自動車道が、数日前に全線で通行止め解除され、高速バスに乗り、東京から早朝5時半に盛岡駅に到着。
そこから公明新聞の記者と二人で、タクシーを借り上げ、三陸海岸に向け、移動した。タクシーはLPガス車で、満タンで500キロ近く走行することができ、夕方6時まで盛岡駅に戻ることができた。ガソリン不足の状況下でも十分に稼働することができ、もう少し、ガソリン車以外のLPガス車や電気自動車に着目して、物資運搬や移動支援をすることができるのではないかと感じた。
(盛岡近郊)
盛岡から陸前高田へ移動中にて、ガソリンスタンドに並ぶ車。まだまだガソリンの供給が追いついていない。
(陸前高田市)
中心部は壊滅的な被害。役所も病院も大型スーパーぐらいが、かろうじて骨組みを残している。
道路のがれきは自衛隊によって除去。なんとか動脈は確保された状態だが、毛細血管の確保までは時間がかかる。
鉄道もガソリンスタンドも、海岸からかなり内陸に入ったところだが、傷跡が津波の威力を物語る。
陸前高田では4000戸の仮設住宅を県に要請している。現在、用地確保できているのは避難所にもなっている第1中学の校庭のみ。ここに36戸建設中。
三菱自動車から電気自動車が岩手県、宮城県、福島県に提供されている。公明党がお願いし、経済産業省を通じて、東北電力、東京電力の各支所の急速充電器は、無償開放してもらっている。
(大船渡市)
(大槌町)
鉄道の橋脚だけが残されている。
避難所兼災害対策本部から町内を一望する。津波に加えて、火事により、壊滅的な状況。
(釜石市)
避難所となっている釜石中学校で医療活動するAMDA。代表の菅波医師から、医療状況を確認する。阪神淡路大震災で医療活動を経験した医師や看護師が、この東北でも活動している。
(谷あい)