谷合正明参院議員は3月10日、公会計改革委員会会合に出席しました。以下、公明新聞の記事を転載します。
(東京事務所)
財政再建へ 予算編成を改革
田中客員教授(左端)の講演を聞いた党公会計改革委=10日 参院議員会館
政策研究大学院大学 田中客員教授の講演聞く
党公会計委
公明党行政改革推進本部(魚住裕一郎本部長=参院議員)の公会計改革委員会(魚住委員長)は10日、参院議員会館で、政策研究大学院大学の田中秀明客員教授を招き、財政再建に向けた予算編成や会計制度の改革について講演を聞いた。
席上、田中氏は「国際的な比較研究により予算制度を見直すことで財政赤字を抑制できることが分かってきた」として「そのポイントは(予算編成の)権限の集中化と透明性の向上」と指摘。
また、毎年の予算編成で、今後3年間の歳出の上限を決めるスウェーデンや、財政運営の原則を示した財政責任法が効果を発揮しているニュージーランドの成功例を紹介。一方、日本の予算編成の問題点として、権限の分散化や単年度主義、決算軽視などを指摘した。
その上で、
(1)トップダウンによる予算の大枠決定
(2)日本版財政責任法に基づく説明責任の強化
(3)省庁の財務会計責任の明確化
―などに取り組む必要性を力説し、国民生活などに「財政悪化の症状が出始めてからでは手遅れになる」と警鐘を鳴らした。
(公明新聞:2011年3月11日より転載)