谷合正明参院議員は2月4日、和歌山大学の「引きこもり」支援の取組等を視察しました。以下、公明新聞の記事を転載します。
(東京事務所)
引きこもり 訪問支援が有効
和歌山大学の「引きこもり」支援で、宮西所長(前列左から3人目)らと意見交換する谷合委員長ら=4日 和歌山市
学生の“心の病”にも対応
和歌山大で谷合氏ら視察
公明党青年委員会の谷合正明委員長と石川博崇学生局長(いずれも参院議員)は4日、和歌山大学(和歌山市)を訪れ、「引きこもり」に悩む学生らの社会復帰を促す取り組みや、心の病を支援する「キャンパス・デイケア室」を視察した。これには、西博義、佐藤茂樹の両衆院議員、中拓哉県議(県議選予定候補)、地元市議も同行した。
同大学の保健管理センターでは2002年から、宮西照夫所長(教授)が独自に引きこもりからの回復支援プログラムを展開。宮西所長らが訪問診察を行うとともに、引きこもり経験のある学生らが自助グループ「アミーゴの会」を結成し、居場所作りなどの支援を行っている。
また、今年1月に開設された同デイケア室は、引きこもりに加え、近年増えている学生の精神障がいやうつ病などの「心の病」に対応するため、週3回、看護師による個別指導や服薬、食事の健康指導などを実施している。
視察の一行に対し宮西所長は、長期間引きこもっている若者の家庭にアミーゴの会のメンバーを「メンタルサポーター」として派遣し、相談に乗るなどの支援によって、80%以上の社会復帰に結びついた成果を紹介。「引きこもりには“座って待つ”という姿勢では対応できず、アウトリーチ(訪問支援)の対応が有効」と指摘した。
谷合委員長らは「和歌山大学のこうした取り組みが、全国に広げられないか、検討したい」と述べた。
(公明新聞:2011年2月5日より転載)