2010年の幕開けです。今年は参議院選挙を迎える年で、党にとっても、私個人にとっても大変に重要な年です。歴史に刻む戦いをしていくと決意しています。
6年前の初当選直後、福井、兵庫、岡山で大規模な風水害が相次ぎました。防災服を着て被災地域を駆け回るのが初仕事となりました。全壊した家の住民は、早く何とか手を打ってほしいと私に泣き叫びました。こうした現場に、「私はまだまだ新人でこれから勉強します」ということは通用しない。必死の現場に、新人議員もベテラン議員も関係ない、議員という職責の重さを痛感しました。
また、私は党の原爆被爆者対策委員長として、被爆者23万人の皆様とともに、原爆被爆者支援に誰よりも汗を流してまいりました。先の臨時国会で成立した原爆症救済法も立法作業に一貫して携わってまいりました。
世界には広島、長崎で原爆にあった被爆者が約4000人います。在外被爆者と言いますが、海外で被爆者健康手帳を申請できるようにするという課題が何十年続いていました。国は動かなかったので閣法でなく、議員立法を成立させました。短い条文の法律でしたが、非常に重要な歴史的な法律になりました。法律成立を見届けに来日したブラジル在住の被爆者の代表が、手を合わせて涙を浮かべておられました。これが、私にとって、はじめての議員立法。本当に良かったと安堵したのを覚えています。しかし、同時に、法律の壁で困っている方がたくさんいることも知りました。
さらに昨年、党の青年委員長また学生局長として、就職氷河期に直面している現役学生と懇談を重ねました。4年生の彼は、50社以上あたっても採用されない。面接すら受けさせてもらえない。そのうち自分に何か落ち度があるのではないかと自信をなくしてしまっていました。本人の努力の範疇を超えた問題、すなわち不況といったグローバルな波に、誰が彼を守るのか。そんな思いを国会予算委員会で鳩山総理や管副総理にぶつけました。
1期の間に様々な方との出会いがありました、またこのHPを通じてご意見をたくさん頂戴いたしました。何のために政治をするのか、何のために政治家になったのか、常に教えていただくことばかりであります。
とにかく、初志貫徹で、青年、世界、生活者の目線で、2010年の参院選に挑んでまいる決意です。
(谷あい)
2010年の幕開け