今日は広島県大竹市、廿日市市、広島市西区、佐伯区をまわりましたが、糖尿病治療されている方から新型インフルエンザについて質問を受けました。
5月22日に政府は新型インフルエンザ対策本部会合を開き、基本的対処方針の改定を行いました。感染の初期、患者発生が少数であり、感染拡大防止に努めるべき地域と、急速な患者数の増加が見られ、重症化の防止に重点を置くべき地域とに分けて、対応を変えることにしました。
資料によれば、今回の新型インフルエンザ(A/H1N1)の特徴は、感染力は強いが、多くの感染者は軽症のまま回復しており、さらに季節性インフルエンザと類似する点が多いとのこと。
一方、季節性インフルエンザとの違いは、季節性インフルエンザでは高齢者が重篤化して死亡する例が多いのに対し、今回の新型インフルエンザでは、海外の事例によれば、基礎疾患(糖尿病、ぜん息等)を有する者を中心に重篤化し、一部死亡することが報告されています。
尚、潜伏期間は1日から7日とされています。
また、マスクを外出に当たり必ず着用する必要があるのかどうかも、関心のあるところです。
マスクは、せきやくしゃみによる飛沫およびそれらに含まれるウイルスの飛散を防ぐという効果が高いものであり、込み合った場所、特に屋内や乗り物など換気が不十分で閉鎖的な場所に入るときに着用することが勧められます。
屋外などでは、相当込み合っていない限りあえてマスクをする必要はありません。また施設や乗り物についても空いていれば、マスクを着用する必要はありません。(目安としては対面する人と人との距離が1~2メートル)
あわてず、しかし油断しないことが大事だと思います。しかし、マスクが店頭にないという声が、私のもとにもたくさん寄せられています。
現在、厚生労働省や経済産業省からもメーカー等に増産を要請しています。
国内で、年間に販売されるマスクに枚数は19億枚程度とされています。国民一人当たり単純計算でも1年に10数枚といったところ。この時期はマスクのハイシーズンではないため余計に品薄になっています。
マスクを含めた生活用品や医薬品の調達確保に万全を期すようしてまいります。
(谷あい)
新型インフルエンザについて