先週、東京町田市で中小企業の経営者の皆様と植物工場の可能性について懇談した。
植物工場は新経済対策の補正予算案にもその拡充が盛り込まれているが、今後の新しい農業の可能性として注目されている。
現在、全国に50か所あるが、今後これを150か所まで増やすというもの。コストを抑える技術開発や、生産した植物の販路確保などが課題である。そのために研究や研修拠点をつくることや、企業が農地以外に植物工場をリースで導入することなどが、新たに補正予算案に計上されている。
植物工場が農地なのか否か、建物なのか否か、自治体によって判断が異なる場合もあり、今後の普及を考える上で、整理する必要があると思う。
町田の懇談会で分かったのは、農業参入に意欲ある企業は多いが、依然としてハードルが高いということ。都市農業の新たな展開としても注目していきたい。
(谷あい)
植物工場の可能性について懇談