3月14日、大阪府本部で青年党員対象の政治学習会と、第1回目の学生局懇談会が開催され、私も青年委員長、学生局長として出席いたしました。
質疑応答や終了後のアンケートで出された意見の中には、単身世帯の住宅支援を望む声、奨学金の返済が大変という声などがあがりました。将来の生活設計に対する不安だけでなく、現在の生活が厳しいという声が強くなっていることを改めて認識いたしました。また、こういう経済状況であるがゆえに、政治とカネの問題については大変厳しく見ていることも分かりました。
ところで、若者の格差拡大や固定化の問題は無視できません。格差拡大は見せかけにすぎないとしている学者でさえ、「若年層での格差が広がっている。将来に得る所得も含めて考えると格差が拡大している」と認めています。
先日、「イギリスの若年雇用政策と我が国の課題」と題して、青年委員会主催の勉強会を持ちました。みずほ総合研究所の藤森主席研究員は、「企業と家族だけが若者の社会保障を担う時代は終わった。親のすねをかじれる者だけがなんとか暮らしている。しかし、それも将来はどうなるかわからない。今、若者に投資をすることが、将来の日本の国家運営にとって大事なこと」と指摘されていました。
私もまったく同感で、1年前の予算委員会では、若者の社会保障というテーマで当時の福田総理に質問をいたしました。しかし、政府全体としては、若年層の雇用や格差問題に理解を示すものの、現実のものとしてとらえる危機感が薄かったと思います。
大阪の会合では、学生から、目の前の政策や実績も大事だが、社会保障や外交、国のあり方など将来の国家像を公明党がどう描いているのかも大事だという指摘も寄せられました。
今、私は若い世代の有志のメンバーで勉強会をはじめています。年金制度、統治機構、未来につながる産業などについて、今後、若手議員から提言できるようにしていきたいと考えています。
青年党員政治学習会では、議員の生の話を聞けて良かったという声が相次ぎました。青年向けの政治学習会やイベントをどんどんやって、党をPRして欲しいという声にこたえるべく、青年局、学生局は積極果敢に動きに動いてまいります。
(谷あい)
大阪での青年党員政治学習会、学生局懇談会に出席