雪山の大山を景色を見ながら、倉吉、米子を回った。自民党の赤沢亮正代議士と一緒に街頭演説をしたり、代議士の新春の集いにも出席した。原爆被爆者対策の与党PTで一緒に汗を流してきた仲なので、私も熱をこめてマイクを握った。
鳥取で訴えてきた内容の一つが、国会と地方議会の野党のねじれ。倉吉市議会では先週の金曜日に全会一致で市の補正予算が可決された。この予算には定額給付金の事業費、事務費が含まれている。地元の高田市議から、「共産党、民主党の議員も賛成にまわりました。国で言っていることと、地方でやっていることが違う」と話を受けた。
まったくふざけた話だと思う。国会議員が天下の愚策とセンセーショナルに反対をしておきながら、地方議員には賛成にまわっていいというのだから。
月曜日、ようやく参議院で2次補正予算の関連法案の審議がはじまった。臨時議会で補正予算を可決する地方自治体が増えてきた。それなのに、国会は何周遅れの議論をしているのか。実はもう議論ではなく、政局の道具に使われている。参議院の委員会では、大臣を衆議院の予算委員会に出席できないようにするため、野党は延々と質問時間を延長していると聞いた。
国会は1日あたり1億円の税金が使われる。もっとましな議論をしろと叱責を受けそうだ。雇用対策、中小企業支援、生活支援、地方自治体向けの雇用創出事業など補正予算関連法案が可決されない限り、実行できない予算が多くある。成立をただただ遅らせようとする民主党に、国民、地方自治体は怒っているし、あきれていることを民主党幹部は真摯に受け止めなければならない。
(谷あい)
地方議会で賛成にまわる野党