昨日、今日と岡山市内、倉敷市内で街頭演説を行う。また、今日は自民党の逢沢一郎衆議院議員の年始会があり、来賓として挨拶もした。
2009年の通常国会の緒戦は、緊急的な生活者支援、雇用対策、中小企業支援が柱になることは間違いない。
その上で、不況を脱却するために、景気回復、雇用創出のビジョンを示していく必要がある。日本版ニューディールだ。グローバル化した経済の中では、アジア版ニューディールと言った方が適切かも知れない。
このニューディールの柱は、新しいリーディング産業の構築、内需型産業の再興、医療・介護・福祉分野への雇用のシフトなどが挙げられる。太陽光発電、蓄電池の分野は新産業だし、農業、観光は内需型産業になってくる。また、コンテンツ産業も、日本ブランドを発信する上で重要な産業だ。農業はメイド・イン・ジャパンにこだわるのではなく、メイド・バイ・ジャパンという世界戦略が必要だと考えている。
短い街頭演説では、上記のことまで訴える時間はない。むしろ現下の実体経済の状況からすると、上滑りしていると思われるかも知れない。
しかし、新しい日本の産業を築くのは、今この時だと思いを胸に、昨日、今日と街頭演説をした。何としても、2009年はピンチを乗り越えていくと決意を込めて訴えさせていただいた。
(谷あい)
アジア版ニューディール