谷合参院議員(党青年委員長)の活動、およびインタビューが11月22日付けの公明新聞に掲載されました。
以下、公明新聞の記事を転載します。
(東京事務所)
党青年委員会が精力的に活動を展開
「青年力」みなぎる日本に--。今年9月に行われた党全国大会で新設された公明党青年委員会(谷合正明委員長=参院議員)は、若者の声を政治に反映させようと、活動を本格化させている。最近の取り組みを紹介するとともに、谷合委員長に「青年力」の意義などについて聞いた。
政策実現へ首相に直接要望
ユースポリシー2008
雇用確保へ新法制定を
党青年委員会は、公募で集めた若者の声を反映させて策定した“若者発”の青年政策「ユースポリシー2008」(4月発表)の実現をめざしている。
11月12日には、公明党の太田昭宏代表と党青年委員会のメンバーらが、首相官邸で麻生太郎首相と会い、若者の雇用施策の推進や大麻・薬物の乱用防止対策強化などを申し入れた。
席上、太田代表らは、若者の雇用確保のための特別措置法を制定し、年長フリーターなどの正規雇用化や就職氷河期の再来に直面している学生への対応など、重点的な対策を実施するよう要請した。
また、(1)職業訓練期間中の若者に対する生活保障給付金の拡充と、同制度の周知徹底(2)「日雇派遣」の原則禁止(3)出産・子育て支援の拡充(4)ニートや引きこもりを社会全体で支援するための相談支援体制の構築(5)青年担当大臣・庁の設置――などを要望した。
“現場第一”で視察・調査
ジョブ・カード制度/生活給付の拡充が必要
“現場第一主義”を貫く公明党の伝統を受け継ぐ党青年委員会は、視察活動を精力的に行っている。11月14日には、東京都渋谷区の㈱ベネフル総合研究所新宿校を訪れ、ジョブ・カード制度の委託型訓練授業を視察した。
同研究所は、雇用・能力開発機構などの委託を受け、コンピューター業界を中心とした再就職促進訓練を実施。受講者からは「スキルアップ(技能向上)したいが、独学では限界がある。(ジョブ・カード制度は)非常に助かっている」との声が寄せられていた。
一方、意見交換では、同研究所の脇田恒志取締役らが、「雇用保険の支給期間が過ぎていることから生活費を賄うことができず、ジョブ・カード制度の利用を断念する人が多い」と指摘し、生活保障給付の拡充などを求めた。
視察した鰐淵洋子副委員長(参院議員)は「生活保障給付拡充の重要性を改めて痛感した。制度の周知徹底とともに、一層力を入れたい」と述べた。
青年世代結集へ街頭演説
党の政策、実績をアピール
定額給付金は時代の潮流
政策と実績を常にアピール――。掲げた政策や実績を訴え、青年世代に“共感の輪”を広げていくため、党青年委員会は、街頭演説にも取り組んでいる。11月20日には、多くの若者が集まる東京都千代田区のJR秋葉原駅前で、谷合委員長、伊藤渉青年局長(衆院議員)がハンドマイクと青年チラシを手に街頭演説し、青年政策を訴えた。
谷合委員長は、子育て支援や年長フリーターらの正規雇用化など新経済対策に盛り込まれた公明党の政策を紹介しながら、「公明党は、日本のピンチをチャンスに変え、明るく元気にしたい」と力強く訴えた。
伊藤局長は、定額給付金について「消費を刺激し、景気を下支えする効果がある。オバマ次期米大統領の減税政策を見ても、こうした政策は時代の潮流だ」と力説した。
若者を政治の中心に据え、声を反映
谷合正明党青年委員長に聞く
――「青年力」の意義について。
谷合委員長 現在の日本には、若者を取り巻く雇用情勢の悪化など環境の変化への対策が急務です。
一方、いかなる状況であろうと青年には、「断じて突破口を開く行動力」があります。青年委員会は、こうした「青年力」によって、社会の閉塞感を打開し、日本を元気にしていきたいと決意しています。
――これまでの青年委員会の活動について。
谷合 公明党はこれまでも、青年の熱と力と行動を基に数多くの実績を積み重ねてきました。例えば、7月7日をクールアース・デー(地球温暖化対策の日)と定め、全国での一斉消灯(ライトダウン)運動を主導しました。
また、携帯電話に含まれる希少金属(レアメタル)を再資源化するため、携帯電話の回収リサイクルの推進を求める署名活動を今年、展開したことが後押しとなり、12月2日に経済産業省と環境省が共同で、使用済み小型家電からのレアメタル回収及び適正処理に関する研究会を設置し、第1回の会合を開くことになりました。
――現在の取り組みについて。
谷合 麻生首相は、今年10月の所信表明演説で「若者を支援する新法」の制定を提案しました。今回の申し入れでは、雇用情勢の変化を踏まえた上で、この新法に若者の声を反映させるよう要望しました。また、ジョブ・カード制度の現場視察については、創設された同制度が効率的に機能しているかをチェックするために行いました。
ただし、こうした制度は、好評を得ながらも、十分に知られていない面もあるため、街頭演説を通じて、公明党の政策や実績を分かりやすく訴えていきます。
――衆院選に向けての決意を。
谷合 青年委員会には、次代の日本の主役である若者を政治の中心に据え、若者の声を政治の場に届け、実現していく使命があります。次期衆院選は「『青年力』で勝つ」と決め、さらに活動を強化していきます。
(11/22付 公明新聞より転載)
青年力 みなぎる日本へ