午前中、アルゼンチンのサラス通信庁長官から地上デジタル放送について要望を受ける。現在、世界では日本式、欧州式、アメリカ式の3つのデジタル放送システムがあるが、日本システムを採用した国はブラジルのみ。それが今回、アルゼンチンが日本式を採用することを決断、通信庁長官が来日し、投資や融資などのお願いに来たというわけだ。
お昼には、第45回日米財界人会合にて経済産業省を代表してスピーチする機会を頂いた。過去にも総理大臣がスピーチするなど重みのある民間人の会合で、本来大臣が登壇予定だったが、予算委員会の都合上、急きょ私がやることになった。日米で話し合う内容は、かつては2国間関係のものが多かったが、現在はグローバルな難題に答えなければならないことが多くなった。
午後から衆議院予算委員会に陪席。質問する側でなく、答える側に控える初めての経験。
実際に政務官が答弁するのは、常任委員会が開催しないとないだろうが、180度違う視点で質問を傍聴した。野党の質問では、昔の成功体験を語り、過去の栄光を引きずる人や、中途半端な追及質問をする人が多いと感じた。
(谷あい)
過去を引きずる人、中途半端な追及をする人