今日は本会議、そして来年度予算内示について各省庁別の説明がありました。その合間を縫って、来年日本で開催されるTICAD(アフリカ開発会議)と洞爺湖サミットへの申し入れを、外務大臣ならびに官房長官(写真)にいたしました。
高村外務大臣に対しては、私から、アフリカの環境問題の中で、日本ではあまり知られていないが世界的にホットな問題として、コンゴ盆地の森林破壊を提起いたしました。コンゴ森林地帯は日本の面積の約5倍もあり、熱帯雨林ではアマゾンの熱帯雨林に次いでの大きさがあります。つまり世界の酸素の供給源ということです。
そのコンゴの森林地帯では、違法伐採や無法伐採が横行し、現在、アフリカ諸国をはじめとする国際社会は持続可能な林業経営の普及を図っているところです。
実は、日本は、途上国の森林経営に関して経済発展と環境の両立を支援するために、横浜に国際熱帯木材機関(ITTO)という国際機関を招致いたしました。ITTOを経由したアフリカのコンゴ盆地に対する支援では、日本がここ数年トップドナーであります。ちなみに本日、内示された平成20年度予算では、ITTOに対して約5億円を拠出することになりました。
明年、「アフリカ」と「環境」が世界的なテーマになるなかで、私はアフリカの森林破壊問題について、日本が積極的に発信をすべきだと考えています。ITTOの本部のある横浜でアフリカ開発会議がおこなわれることもあり、まさにいいテーマだと確信します。
高村外務大臣からは、来年の国際会議のテーマにぴったりなので、是非、取り組んでまいりたい旨の発言がありました。
(谷あい)
アフリカの環境問題で申し入れ